モデルベースシステムズエンジニアリング(MBSE)はシステムモデルを使って多種多様なシステム情報を管理・可視化するエンジニアリング手法で、大規模・複雑化したシステムの開発現場における情報管理業務の効率化や組織・部門間のコミュニケーション促進、知識・情報の伝達継承を実現します。
また、アーキテクチャ設計・モジュール戦略の検討、モデルベース開発の推進、ISO26262などのプロセス標準への対応といった高度な設計プロセスを実現するための基盤となります。
MBSE Model-Based Systems Engineering
MBSEとはAbout
メリット
01
- 組織間のコミュニケーション改善
- 仕様の認識違い防止等につながる
02
- 設計情報が体系的に整理され、
管理や検索・抽出が容易
03
- アーキテクチャ設計やプロセス標準への対応
導入実績
01
- 家電メーカーM社様
- 家電製品のシステムモデル構築支援を実施。システムモデルによる
暗黙知の形式知化、設計要素と要求のトレーサビリティを実現。
02
- 建設機器メーカーH社様
- 既存要求仕様書をシステムモデルに変換。システムの全体像を
把握しやすくするとともに各部門への要求仕様を明確化。
※掲載可能な一部の実績をご紹介しています。
システムズエンジニアリングSystems Engineering
システムは「一つ以上の定められた目的を達成するために編成された、相互作用する要素の組み合わせ(ISO/IEC/IEEE 15288)」であり、システムズエンジニアリングとは「システムを成功裏に実現するための、学際的なアプローチおよび手段(INCOSE)」です。
システムズエンジニアリングでは顧客のニーズを起点にシステムのライフサイクル全体(企画、設計から製造、運用、廃棄まで)の問題をシステム思考で検討し、最適なシステムを実現します。航空宇宙や医療器械、社会インフラなど様々な分野で適用され、その有効性は広く知られてますが、導入・実践の際には専門知識およびスキルが必要で、人材の育成・確保が課題の一つとなっています。
